Windows に Clash Verge Rev をインストールした直後、多くのユーザーが最初に直面するのがサブスクリプション(サブスク)のインポートです。クライアント本体は動いていても、プロバイダーから取得した URL を正しく登録しない限り、Proxy 画面にノードが表示されず接続もできません。本記事は 2026 年時点の Clash Verge Rev を対象に、Clash Verge Rev サブスク追加からClash Verge ノード更新、動作確認までを Windows 環境向けに整理したClash Verge Rev Windows 使い方ガイドです。
インストール手順はダウンロードページを参照してください。ここでは「すでに Clash Verge Rev が起動できる状態」を前提に、Clash Verge サブスクインポートの具体的なクリック操作と、更新後にサブスクが正しく反映されているかを確認する方法までをカバーします。
作業前の確認
サブスクを追加する前に、以下をチェックしてください。
- Clash Verge Rev が起動できる:Windows 10 / 11 でインストール済み。初回起動時に Windows Defender の警告が出た場合は、公式ビルドであることを確認のうえ許可してください
- サブスク URL を入手済み:VPN プロバイダーの管理画面から Clash 形式のリンク(通常
https://で始まり、末尾にclashやトークンが付く)をコピー - ネットワーク到達性:サブスク URL のドメインに直接アクセスできること。遮断されている場合は、プロバイダーが提供するミラー URL や一時的な直結回線を利用
- 契約が有効:トラフィック上限・有効期限切れで空のノードリストになるケースがあります
補足:Clash Verge Rev は MetaCubeX コミュニティが維持する Mihomo(Clash Meta)カーネルベースのデスクトップ GUI です。開発終了した Clash for Windows とは UI が異なりますが、同じ Clash 形式サブスク URL をそのまま使えます。Android 版 FlClash や macOS 版 ClashX Meta と URL を共有できるため、マルチデバイス運用にも向いています。
サブスクリプション URL の取得
プロバイダーごとに画面名称は異なりますが、流れは共通です。
- プロバイダーのユーザーダッシュボードにログイン
- 「サブスクリプション」「マイページ」「Clash リンク」などの項目を開く
- Clash または Clash Meta 形式の URL をコピー(Shadowrocket / V2Ray 専用リンクではなく、Clash 用を選ぶ)
- URL 全体が
https://から始まり、途中で改行や空白が入っていないことを確認
複数のサブスクを持つ場合、用途(メイン回線・バックアップなど)ごとに別 URL として Clash Verge Rev に登録できます。後述の Profiles 画面では、それぞれ独立したカードとして管理されます。
URL をメモ帳に一時保存する際、末尾の token= 以降が欠けないよう注意してください。1 文字でも欠けると認証エラーになり、ノードが 0 件のままになります。
Clash Verge Rev でサブスクをインポートする
Clash Verge Rev のサブスク追加は、左サイドバーの Profiles(プロファイル)画面から行います。以下の手順に沿って操作してください。
Clash Verge Rev を起動 — タスクバーまたはスタートメニューからアプリを開き、左側メニューで Profiles をクリックします。
新規プロファイルを作成 — 画面右上の New(新規)ボタンをクリックし、タイプとして Remote(リモート)を選択します。Local(ローカルファイル)ではなく Remote を選ぶのがサブスク URL インポートの正しい方法です。
URL を貼り付けて保存 — プロバイダーからコピーしたサブスク URL を入力欄に貼り付け、わかりやすい名前(例:「メイン回線」「香港ノード」)を付けて保存します。Clash Verge Rev が自動的にリモート設定をダウンロードし、Profiles 一覧にカードが表示されます。
プロファイルを有効化 — ダウンロードが完了したら、該当カード横の Use ボタンをクリックして有効化します。有効中のプロファイルにはハイライト表示が付き、以降の Proxy 画面にこのサブスクのノードが読み込まれます。
「Download failed」「HTTP 403」などのエラーが出る場合、URL の失効・トークン誤り・ネットワーク遮断が考えられます。プロバイダーから最新 URL を再発行し、ブラウザで URL に直接アクセスして YAML が返るか確認してから再試行してください。
ノードリストの更新方法
プロバイダーがサーバーを追加・変更した場合、Clash Verge Rev 側でもサブスクを更新しないと古いノードリストのままになります。Clash Verge ノード更新は Profiles 画面から手動で行うほか、自動更新間隔を設定することもできます。
手動更新
- 左メニューから Profiles を開く
- 更新したいサブスクカード横の更新(リフレッシュ)アイコンをクリック
- ダウンロード完了後、Proxy 画面を開き、ノード数や名称が変わっているか確認
複数のサブスクを登録している場合、更新はカードごとに個別実行します。Use で有効化中のプロファイルを更新すると、即座に Proxy 画面のノードリストにも反映されます。
自動更新の設定
毎回手動で更新するのが面倒な場合は、自動更新間隔を設定できます。
- 左メニュー Settings(設定)を開く
- Clash Config またはプロファイル関連の項目で Profile Update Interval(プロファイル更新間隔)を探す
- 12 時間または24 時間を選択(プロバイダーの推奨値に合わせる)
更新間隔を短くしすぎると、プロバイダー側の API 制限に触れる場合があります。通常は 12〜24 時間で十分です。
サブスクが正しく反映されたか確認する
インポートと更新が終わったら、以下の手順で接続可能か検証します。
Proxy 画面でノードを確認 — 左メニュー Proxy を開き、策略グループ(例:「自動選択」「香港」「日本」)配下にノードが一覧表示されているか確認します。0 件の場合は Profiles で Use が有効か、URL が正しいかを再確認してください。
遅延テストを実行 — Proxy 画面で各ノード横の遅延テスト(Latency Test)ボタン、またはグループ単位のテストを実行します。数値(ms)が表示されれば、そのノードへの到達性は確保されています。タイムアウトが続くノードは一時的な障害か、地域制限の可能性があります。
システムプロキシを有効化 — メイン画面またはトレイアイコンから System Proxy(システムプロキシ)をオンにします。Proxy 画面上部で Rule(ルール)モードを選択し、日常利用では国内直結・海外プロキシの分流が最も安定します。
ブラウザで接続確認 — プロバイダーが提供する IP 確認ページ、または https://www.google.com などにアクセスし、プロキシ経由で通信できているか確認します。Clash Verge Rev のダッシュボードにトラフィック統計が表示されれば、サブスクは正常に動作しています。
複数サブスクの管理
Clash Verge Rev は複数のリモートプロファイルを同時に登録できます。メイン回線と予備回線、用途別(仕事用・個人用)など、Profiles 画面でカードを追加し、必要に応じて Use で切り替えます。各カードは独立して更新間隔・名前・URL を持ち、切り替え時も設定ファイルは上書きされません。
詳細な分流ルールや TUN モードの設定は使い方ガイド · サブスクリプション導入および設定チュートリアルを参照してください。
よくあるトラブルと対処
- ノードが 0 件:URL 失効、Clash 以外の形式リンク、Use 未クリックが原因になりやすい。プロバイダーから Clash 用 URL を再取得
- 更新してもノード名が変わらない:キャッシュが残っている場合は Clash Verge Rev を再起動し、Profiles で再度更新
- 遅延テストは成功するがブラウザが繋がらない:System Proxy がオフ、または Direct モードになっていないか確認。Windows の「プロキシ設定」が他アプリと競合していないかもチェック
- YAML パースエラー:プロバイダーの設定が Mihomo 非対応の場合あり。プロバイダーに Clash Meta 対応を確認するか、設定の Overwrite 機能で修正
よくある質問(FAQ)
サブスクを追加してもノードが表示されない
まず Profiles で Use をクリックしてプロファイルを有効化したか確認してください。URL が正しくても Use 前は Proxy に反映されません。次に URL の有効期限と Clash 形式かどうかを確認し、Profiles カードの更新ボタンで再ダウンロードを試してください。それでも 0 件の場合は、プロバイダーの契約状態(期限切れ・流量超過)を確認します。
ノードを手動更新するには?
Profiles → 対象カードの更新アイコンをクリックするのが最も確実です。Proxy 画面から直接更新する機能はなく、設定ファイルの取得は Profiles 経由で行われます。Settings の Profile Update Interval で自動更新を有効にしておくと、日常的なメンテナンスが減ります。
Clash for Windows から移行できる?
旧 Clash for Windows(CFW)の設定フォルダは Clash Verge Rev では直接読み込めません。ただし、同じサブスク URL を Profiles → New → Remote から再インポートすれば、ノードとルールはほぼ同等の状態に戻せます。CFW の config.yaml を手動で Local プロファイルとして読み込む方法もありますが、Mihomo カーネルとの互換性差異に注意が必要です。
更新後にノードが消えた
プロバイダーがサーバー構成を変更したか、サブスク URL がローテーションされた可能性があります。ダッシュボードで最新 URL を取得し、古いプロファイルを削除して Remote として再登録してください。Overwrite で追加したカスタムルールがある場合は、再インポート後に再度設定します。
更新間隔はどれくらいが適切?
12〜24 時間が一般的です。頻繁に更新してもノード品質は変わりません。プロバイダーが「更新禁止」や API レート制限を設けている場合は、その指示に従ってください。
今すぐ試す:Clash Verge Rev を選ぶ理由
Windows 向けプロキシクライアントには、ワンクリック型 VPN や開発終了した Clash for Windows など複数の選択肢があります。前者はプロトコルが閉じており、ノード品質やプライバシーポリシーを自分で検証しにくい。CFW は 2023 年以降更新がなく、VLESS・Hysteria2 など新プロトコルに非対応です。v2rayN など汎用クライアントは高機能ですが、Clash 形式の策略グループ・ルール分流をそのまま活かしにくい場合があります。
Clash Verge Rev は Mihomo カーネルベースで、Shadowsocks、VMess、VLESS、Trojan、Hysteria2 など主要プロトコルに対応。Profiles によるサブスク管理、Proxy 画面での遅延テスト、Rule / Global / Direct の切り替え、TUN 透明プロキシまで一つの GUI で完結します。Android の FlClash や macOS の ClashX Meta と同じサブスク URL を共有できるため、デスクトップとモバイルで一貫した運用が可能です。
まだ Clash Verge Rev をインストールしていない場合は、Clash クライアントダウンロードページから Windows 版を無料で入手できます。本記事の手順に沿ってサブスクをインポートし、ノードを更新すれば、数分以内に接続確認まで完了します。